夏休みにどこへも連れて行ってもらえない代わりに好きなことを やっていいと、いわれたトミーは留守にするご近所の鉢植えを、全部預かることにします。家中にところ狭しと置かれた鉢植えに、お母さんは「まぁ〜」と驚き、お父さんは「なんだ、これは!」とぶつくさ言いながらも、トミーのすることを 見守っています。
毎日 働き(鉢植えの世話)ながらも 気付いたこと 考えたことを行動におこして、工夫する。そして、自分が 働くことで人々に喜んでもらえる。大人の社会でも大切なことですよね。そんな素敵な成長をするトミーに拍手を 送りたくなります。
緑・黄・青の三色刷りで描かれた いろんな葉っぱの鉢植えが 植物のみずみずしさを 伝えてくれて、深呼吸。ページのどこかにいる 名脇役の 犬と猫を 見つける。そんな楽しみもあるもある絵本です。
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